歯科/舌痛症―歯科の立場から

舌痛症―歯科の立場から

  舌痛症は舌自体に痛みを伴うような異常がないのに、舌の先や横の部分にピリピリする痛みや焼ける痛みが続く病気です。

原因としては、口の中の乾燥、カビの感染、入れ歯やかぶせものが合わなかったり、亜鉛などの体に必要な物質の不足、うつなどの心理的な要因、糖尿病や貧血による影響などの全身的な病気まで色々あります。この病気の特徴としては何かに集中している時には痛みがないことが多いことです。

検査はまず、口の中や舌を十分に観察し、痛みの原因がないかを調べます。それだけでは不十分な場合、さらに全身的な検査によって痛みの引き金になる異常を調べることが必要です。中にはがんではないかと心配するだけで、痛みが続くことがあり、その可能性がないと分かると、安心して痛みが取れてしまうこともあります。

治療は痛みを引き起こす原因を1つ1つ取り除いていきます。まずは入れ歯やかぶせものの適合が悪いのであれば、歯科にて再治療をしたり、口の中の乾燥が原因の場合は、乾燥の原因となる薬を変更したり保湿剤を使用したりします。特に精神安定剤や睡眠剤を服用されている方は口の中の乾燥が強い傾向にあります。これらの原因で解決しない時は、採血や全身の検査などを行う場合もあります。

舌の痛みが続く時は、まず耳鼻咽喉科や歯科に相談されることをおすすめします。(2013年放送)