眼科/コンタクトレンズ―ソフトとハードの使い分け

コンタクトレンズ―ソフトとハードの使い分け

 コンタクトレンズは、ハードレンズとソフトレンズに大きく分けることができます。

それぞれの長所、短所及びその使い分けについて説明します。

ハードレンズの長所としては、ソフトレンズに比べ乱視の強い人の視力矯正力が優れていること、汚れにくく日常の取り扱いが簡単なこと、異物感や痛みを感じやすいため眼の異常に気付きやすい、などがあります。短所としては、異物感があり慣れるのに時間がかかる、ズレたりはずれたりすることがあることです。

ソフトレンズの長所としては、異物感が少ない、直径が大きいためほとんどズレない、などがあります。短所としては、乱視矯正力が弱い、つけ心地がよいため眼の異常に気付きにくいこと、汚れが付きやすく毎日のレンズケアが必要、などです。

常に新しくきれいなレンズを使用できる、あるいは、旅行時の携帯に便利など、という点から、使い捨てのコンタクトレンズを使用している人の割合が多くなっています。

使い分けについては、例えば、授業はハードレンズ、スポーツの時は使い捨てのソフトレンズを使用している学生がいます。

眼の状態や、ライフスタイルに合ったレンズ選びを眼科で相談してください。いずれにしても、快適なコンタクトレンズライフを過ごすため、眼科における定期検査が必要です。(2013年放送)