アイバンク
アイバンクとは亡くなった方から眼球を提供していただく献眼に携わり、その眼球を保管し必要な方へ提供を行う組織です。全国に54カ所、各県に最低1つはあり大学病院の眼科などが運営を行っています。
けがやコンタクトレンズの間違った使い方などによる細菌やウイルスによる感染、あるいは遺伝性の病気などで元々透明なはずの黒目・角膜が濁り失明してしまうと、現時点では角膜移植を行うしか治療法はありません。今話題のiPS細胞などから培養した角膜を使う方法も最近では出てきましたが、基本的に移植用の角膜は亡くなった方から提供していただいています。
目を提供する献眼は年齢制限もなく、角膜に問題がなければ白内障やそのほかの眼の手術を受けられた方でもできます。できないのは死因が不明な場合や、全身性の感染症、白血病など血液のがんや眼の中にがんがある場合でこれらは献眼後アイバンクできちんと検査を行います。また誰々に提供し他の方には提供しないということはできませんが、親族に優先的に提供することは可能です。
献眼登録はアイバンクで行いますが、ライオンズクラブなどで登録のお手伝いをしています。長崎はそういった活動の効果もあり他県に比べ献眼実績は悪くありません。特に登録をしてなくても死後アイバンクに連絡を入れることで献眼はできますが、あらかじめ献眼登録をされておくことをおすすめいたします。
お近くのライオンズクラブか直接長崎アイバンク095(819)7200へご連絡ください。(2013年放送)