眼科/眼科に影響を及ぼす薬

眼科に影響を及ぼす薬

  薬には眼に副作用を起こす薬や、眼の病気の治療に悪い影響を与える薬があります。

まず、結核の治療薬、エタンブトールは眼の神経を傷つけ、視力の低下や色が変に見えることがあります。ステロイドの内服薬や点眼薬では白内障、緑内障を起こすことがあります。緑内障は視神経が傷つけられ視野の障害、視力の低下を起こす病気です。これらの病気は早期に発見することで、進行を防ぐことができますので、薬を内服、点眼中は定期的に眼科検診をすることが大切です。

過活動膀胱の薬は閉塞隅角緑内障、閉塞隅角症という病気の患者さんが服用すると緑内障の発作を起こす危険性があります。飲む前に眼科で隅角が狭くないか調べてください。緑内障といわれたことがなくても、年を取ると隅角、即ち眼の中の水の出口が狭くなることがあります。パーキンソン病の方などは薬によっては瞳孔を広げ隅角を狭くしますので一度、眼科の検診を受けることをおすすめします。新しい抗がん剤ティーエスワンという薬を飲んでいる患者さんで涙がよく出る人がいます。この薬で涙の通り道を塞ぐことがあるようです。

白内障手術は一般に短時間で終わる安全な手術といわれていますが、前立腺肥大症に対する排尿障害改善薬α1ブロッカーという薬を飲んでいる患者さんでは、手術中に虹彩が飛び出したり、引っかかったり、縮んだり、非常に手術がしにくい状態になることがあります。これらに対する準備をして手術をする必要がありますから、手術の前に医師に報告しておきましょう。(2013年放送)