立ち会い分娩
現在では立ち会い分娩をすることが当たり前のようになってきています。最近は夫の立ち会いだけでなく母親、子どもたちの立ち会いが増加しています。実際に立ち会っていても気分が悪くなったり、子どもたちの場合は母親の変化に泣き出す子もいます。しかし、概ね立ち会い分娩は家族が増える感動的な場面で好評です。
最近の夫はとてもかいがいしく妊婦さんの汗をふいたり、うちわであおいだり、腰をマッサージしたり、水分補給の介助をしたり、とても気が付きます。また、実際生まれる瞬間は体が震え出すような感動で涙する人も多いようです。わが子に会える瞬間、その場にいて妻が母になる時を共有し、わが子に対する愛おしさ、無事に産まれてきてくれたことへの感謝、これからの責任感の重大さを共有し、子育てのスタートにおいては大変意義あることと考えています。
母親の立ち会いは自分たちの時代と比較し娘が母になる、そして自分が祖母になるということを実感し、喜びも大きく感動して涙します。子どもの立ち会いに関してはあまり小さいと怖がることが多いようですが、5歳以上であれば概ね弟や妹の誕生を素直に受け止め両親とその喜びを分かち合っているようです。また、妊婦さんの満足度は子どもの立ち会い分娩が最も大きかったという報告もあります。
立ち会い分娩に関しては、かかりつけの産婦人科の医師とご相談され、満足のいく感動的なお産をされるよう望みます。(2013年放送)