婦人科/親と子の性教育

親と子の性教育

 家庭での性教育のポイントは2つです。子どもの質問を否定しないことと、最終的に親は子どもを守る存在であることを伝える姿勢です。

「私はどのようにしてできたの?生まれたの?」など、受精・妊娠・出産についてはある程度答えられるのではないのでしょうか。しかし「どのようにして精子と卵子が合体したのか」という性交に関する質問に対して、とっさに答える準備ができていないことが多いはずです。そんな時「あなたの質問はとても大切、でもお母さんはまだそのことに答えられる準備ができていないから、一緒に勉強して必ず答えてあげるからね」という対応を覚えておられるといいと思います。質問を否定しないこと、その上で性に関する絵本などを一緒に見るなどその約束を必ず果たすことも忘れてはならない重要なことです。

中学生以上になると、性はお互いに触れにくいテーマとなってきます。余りにも早い性行動が望ましくないと感じることは親として当然で、そんな親の願いは伝える必要がありますが、性の自立は最終的な親からの自立であり必要なことであり、またその途中でトラブルもありえます。この時期独特の伝えにくさを解消するものとして、信頼できる性に関する本をさりげなく家庭に置くことや信頼できるネット情報の提供などは、親からの暗黙のメッセージになります。そして女の子は産婦人科、男の子は泌尿器科という専門医がいることもぜひ伝えてほしいことです。(2013年放送)