精神科/睡眠薬の使い方

睡眠薬の使い方

 不眠症があり、生活リズムや適度な運動、入浴やストレッチなど、様々な対策を講じても、どうしても寝付けない場合や、夜中に何度も目が覚めたりする場合には、医師の診察のもと、適切な睡眠導入剤を用いることになります。 睡眠導入剤の服用について、特に注意したいことがあります。必ず医師の診察を受け、自分に合った薬を選択すること。使用はできるだけ短期間が望ましいことです。

導入剤の効果が乏しいからといってアルコールなどと決して併用しないこと。車の運転や危険を伴う作業に従事する場合には、導入剤の使用そのものを控えるか、薬の量を調整してもらうことなどです。

また、単に眠れないといっても、原因は様々なことが考えられます。例えば、うつ病に伴う不眠は、早朝覚醒といって、朝早く目が覚めてしまってその後が眠れないということがあり、この場合は、睡眠導入剤よりも抗うつ剤を用いることで、不眠が劇的に改善することがあります。また、よく「軽い睡眠剤なら安心」という言葉を耳にしますが、短時間だけ作用するタイプの、いわゆる軽い導入剤の方が薬に依存しやすかったり、ある種の軽い精神安定剤を導入剤替りに用いる場合も、薬物依存に注意する必要があります。さらに、導入剤を飲んだ後の記憶が飛んでしまうことや、お年寄りなどは、導入剤により夜間の異常行動が出ることもあります。

以上のことから、睡眠導入剤使用に関しては、医師とよく相談することがとても大切です。(2013年放送)