小児科/学校健診で異常と言われたら

学校健診で異常と言われたら

 新学年が始まりました。新しい学年に進級し胸を膨らませて学校に通う子どもたちの健康を守るため、検尿及び心臓検診などの学校健診が行われます。検尿は、小学生、中学生、高校生全員の朝起きた時の尿を検査します。小児の腎臓病は、自覚症状に乏しく、病気が進行してから発見されることがあります。尿を調べることによって、早期に腎臓病を発見することができ、適切な生活管理や、早期治療が可能となります。また、おしっこに出る糖の検査で、糖尿病の早期発見もできます。心臓検診は、小学1年生、中学1年生、高校1年生を対象に行われます。心臓病調査票をチェックしたり、心臓の音を聴診器で聞いたり、心電図検査で総合的に判断されます。この検診の目的は、心臓病や不整脈を早期に発見し、適切な指導を行うことで、子どもたちが健康に学校生活を送れるように支援するとともに、心臓病が原因で起こる突然死を予防することです。学校で行う一次健診は、スクリーニングといい、問題や疑いがあるものを振り分けるもので、病院など医療機関での確定診断とは違います。一次健診で異常を指摘された子どものご家族の方は、大変ご心配されていると思いますが、指定されている、二次健診や精密検査を受診してください。確定診断を受けることで、早期の治療や、適切な管理を受けることができ、子どもたちが、安全で、有意義な学校生活を送れるようになります。(2013年放送)