内科/顔のむくみ

顔のむくみ

 顔のむくみは、〝顔が腫れている〟として、自分で気付いたり、または、第三者から指摘されることが多く、非常に気になる状態です。むくみとは、皮膚の下の組織に、水分が過剰に溜まっており、指で押さえると凹みが起こりやすくなっている状態です。皮膚の下が骨である部分が、むくみがあるかどうかを評価しやすく、顔では額が最も適しています。また上瞼をつまんだ際に、水分が溜まっていると、つまんだ跡がつきやすくなることで診断されます。

顔のむくみがある時に大切なことは、むくみが顔だけなのか、全身にもむくみがあるのかという点です。それによって、原因が異なるからです。顔だけの場合には、頭部の血液やリンパ液が心臓に戻っていく静脈の流れが妨げられていたり、虫さされや、皮膚の下に細菌感染が起こる蜂窩織炎などの局所の炎症が原因となったりします。また、頸部や顎の下のリンパ節が腫れていたり、耳の下の耳下腺が腫れている時にも、顔がむくんでいると思うことがあります。一方、全身もむくんでいる場合には、心臓、腎臓、肝臓などの病気や甲状腺機能異常で起こりますし、副腎皮質ホルモン過剰状態の場合や、顔がふっくらと太ってくる場合にも、顔のむくみとして捉えられることがあります。

顔は、目立つところだけに、とにかく治療してむくみを取ってほしいと思いがちですが、原因によって治療法が異なってきますので、しっかりとその原因を診断してもらうことが必要です。(2013年放送)