皮膚科/爪の病気

爪の病気

 爪は皮膚から分化したもので、指先の保護や指先の微妙な感覚などに重要な役割を果たしています。個人差はありますが、1日に約0.1ミリメートル伸びていき、爪全体の再生には半年から1年かかります。高齢の方、手足の冷えがある方は爪の伸びが遅くなり、厚くなって褐色に変色したりもします。

爪の色は、様々な原因で変化しますが、代表的なのは白い爪と黒い爪です。

白い爪は、歩行時の慢性的な刺激やケガした後に現れたりしますが、最も多いのは爪水虫です。爪の中に水虫菌が侵入してくると部分的に白く濁りはじめ、徐々に白い範囲が拡大していきます。放っておくと、爪が厚くなり、中がスポンジ状のもろい爪となり靴が履きにくくなったりするため、早めの治療をおすすめします。

黒い爪の変化で多いのは、爪のつけ根にメラニン色素の増加やほくろが存在する場合、ケガにより爪の下に出血をきたした場合です。稀にではありますが、ほくろのがんで爪に変化をきたすこともありますので注意深い観察が必要となってきます。がんを疑う症状は、黒い色素にむらがある、幅が6ミリメートル以上、爪の周りに黒い色素の染み出しが見られたりする、といったものです。

爪に色がついてきた、爪が分厚くなってきた、爪がもろくなって破壊されてきたなど、爪に変化がありましたら、稀ではありますががんのこともありますので、皮膚科の専門医にみてもらうことをおすすめします。(2012年放送)