しもやけって知っていますか?
しもやけって知っていますか。寒くなると手の指、足のゆびがパンパンに赤くはれて痛くなる、そしてあたたまるとこんどはかゆくなる。これが典型的なしもやけです。最近は暖房の普及で、しもやけの患者さんは減りましたがそれでもときどきみられます。しもやけができやすいのは手の指、足のゆび、足のうら、耳たぶ、鼻の先、ほほなどからだの端々の血の巡りの悪いところです。手の指、足のゆび、足の外側などが全体に赤くまたは赤紫色にはれるタイプと、爪の大きさぐらいのしこりのような赤みが足のうらにたくさん出来るタイプがあります。あかみは水ぶくれやただれ、潰瘍になることもあります。さわるといたいのですが、温まると痒くなります。しもやけが出来やすい人は女性や子どもです、出来やすい家系もあります。血の巡りが悪い体質のようです。
予防は出来やすい部位を寒さにさらさないことです。手袋をはめる、くつしたをはく、マスクや耳あてや、かいろを使用するなどです。ぬれた手は早くふくこと。ぬれた靴下は履きかえるなどの注意も必要です。
しもやけの治療は局所のマッサージとビタミンEの飲み薬、つけぐすりです。入浴時に温まりながらしもやけの場所をマッサージします。入浴後はひふをよく拭いてからビタミンE等の血行を良くするくすりを塗りながらマッサージします。
今までしもやけになったことが無い人がしもやけになったとき、冬でもないのにしもやけになったときは膠原病や甲状腺機能低下などほかの病気のこともありますので皮膚科や内科を受診してください。(2012年放送)