泌尿器科/大人の膀胱炎

大人の膀胱炎

 成人女子に多い急性膀胱炎は細菌感染により急に起こる膀胱炎です。しょっちゅう尿に行きたい、排尿するときに痛い、一旦排尿した後も尿が残っているような感じがある、尿に血が混じる等不快な症状を伴います。特に夏場に多発する傾向にあります。医療機関では尿を清潔に採取し、尿の中に白血球や細菌があるかないかを調べて診断します。安静にして十分水分を摂り、抗生剤を服用すれば一般的には4~5日ほどで治ります。再発を繰り返すようなら泌尿器科医を受診してください。

なぜ女性に多いのでしょうか。女性の尿道は男性に比べて3~5センチと短く、膣や肛門が尿道に近く、尿道から細菌が膀胱に入りやすいからです。尿を我慢したり、過労やストレスによって免疫力が低下しても感染の原因になります。菌を入れない、増やさない、身体の抵抗力を落とさない、外陰部を清潔に保つ等して予防しましょう。

もし、慢性化したり、腰の痛みや発熱を伴う時は腎盂腎炎を起こしている可能性があります。腎盂腎炎は入院して治療しなければならない場合もあります。男性の膀胱炎は、膀胱、尿道、前立腺の異常を伴う事が多いようです。専門的な検査が必要です。一般的ではありませんが、老人施設等で、おむつを使用し長い間寝たっきりのお年寄りとか、尿道カテーテルを長期間着けている場合にみられる膀胱炎もあります。泌尿器科にご相談ください。(2012年放送)