泌尿器科/知らないうちに進行する腎不全

知らないうちに進行する腎不全

 腎臓はこぶしくらいの大きさで、腰のあたりに2個あります。おもな働きは血液の中のいらないものや水分を体の外に捨てること。またホルモンを分泌することです。その腎臓の働きが悪くなることを腎不全と呼びます。そして腎不全は急激に起こる急性腎不全と、ゆっくり進行する慢性腎不全があります。今日は慢性腎不全についてお話します。

腎不全になる原因はいろいろありますが、最近は糖尿病から腎不全になることが多くなっています。腎不全の初期には特有の症状はなく、体のだるさ、食欲の低下、息切れすることなどの症状で病院を受診してわかることが多いようです。また健康診断などで尿にたんぱくが混ざっていたり、血液検査でクレアチニンの数値が高くなっている、自覚症状が全くないのに腎不全と言われることも多くなっています。そして、糖尿病や高血圧などで病院にかかっている場合でも、特に体の調子が変わらないのに血液検査の結果などで腎不全が進行していると主治医に言われることも少なくありません。腎不全の状態を治療せずに放っておくと腎臓の働きが無くなり、血液透析が必要になることがあります。尿に異常がみられたら腎不全が知らないうちに進行していることもありますので、一度は内科や泌尿器科の専門医の診察を受けることをおすすめします。

大事なことは腎不全を早く見つけて腎不全の進行を遅らせ、最終的には血液透析にならないようにすることです。(2012年放送)