小児科/子どもの食物アレルギー

子どもの食物アレルギー

 食物アレルギーとは、食べ物をとったときに体に不利益な反応を起こすことです。

具体的には、息苦しさや血圧の低下、意識がとおのくなどの全身に起こるものから、じんま疹や湿疹が悪くなるなどの症状まで、色々あります。

乳幼児の原因となる食べ物は、卵、牛乳、大豆に多くみられますが、イクラや小麦などにもみられます。アレルギーのもととなる食べ物は、食生活にともない変化しています。

診断は、聞き取りおよび検査で行います。過去に症状がない人は検査を行っても意味がありません。よく離乳食前に検査を希望される方がいますが、不要です。気になる食材があれば、少しずつ食べることから始めます。ただし、毎日続けて食べさせないようにしていくといいでしょう。

治療はアレルギーのもととなる食べ物を除くことが基本になります。ただし、安易に除去すると、栄養不足になる危険がありますので、医師と相談の上、除くものの程度を決めるとよいでしょう。卵や牛乳などによるアレルギーは、1歳を過ぎるころには軽くなってくることがほとんどです。漫然とアレルギーのもととなる食べ物の除去は続けないようにしましょう。

食物アレルギーは、子どもの成長とともに自然に治っていくことが多いものです。特別なことはせずに、必要な除去だけを行い、あとは子どもの成長を待ちましょう。(2012年放送)