小児科/マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎

 マイコプラズマ肺炎という病名はテレビなどで見聞きする機会が多くなったのではないかと思います。文字通りマイコプラズマという病原体の感染により起こる肺炎のことです。マイコプラズマは細菌とウイルスの中間の大きさで、呼吸器感染の一般的な原因の1つとして以前から知られています。

肺炎と聞くと不安になるかと思いますが、マイコプラズマに感染しても肺炎にまでなることは多くありません。また、もし肺炎になっても入院するほど重症になることは少なく、多くは通院治療で回復します。

マイコプラズマ感染症の特徴はしつこい咳き込みや発熱です。こういった症状が続けば、かかりつけの医師を受診しましょう。血液検査やレントゲンなどによって診断できます。

マイコプラズマには抗生剤の特効薬があります。このお薬の内服と咳や熱などに対する対症療法が一般的な治療法です。家庭では水分をしっかり摂り安静を保つことも重要です。

このような通院での治療によって多くの場合数日で回復します。高熱や激しい咳があれば学校などを休むことが必要ですが、平熱に戻り咳も軽くなったら普通の生活が可能です。

最近の問題としては現在流行しているマイコプラズマ病原体の多くが従来特効薬であった筈の抗生剤が効かないタイプになってしまったことです。そのため治療には時間がかかり、流行も広がりやすくなっています。そういった意味でもこじれないうちに早めの受診が大切ですね。(2012年放送)