皮膚科/薬による光線過敏症

薬による光線過敏症

 日射しが強くなるこの時期は、紫外線による光線過敏症が多くなってきます。光線過敏症では日光に当たる顔や首、腕など露出している皮膚だけに発疹が出てきます。光線過敏症は薬によって引き起こされることもあります。抗生物質や解熱鎮痛剤、血圧の薬などいろいろな薬が原因となる可能性があります。
 最近、光線過敏を起こしやすい利尿剤が入った高血圧の薬がよく使われるようになり、その薬による光線過敏症も出てきているようです。このような薬を内服中に日光に当たったところだけが赤くなったり、痒みが出た時は主治医や皮膚科医に相談しましょう。
 また、ケトプロフェンという痛み止めの薬の湿布では、貼ったところを日光にあてると非常に強いかぶれを起こすことがよくあります。使用中止後も1カ月間は日光にあたるとかぶれるので、患者さんは湿布を貼ったことを忘れていることも多く、いきなり四角い形に真っ赤になってびっくりされることがあります。このような湿布には説明書や外袋に「光線過敏を起こすことがある」という注意書きがあります。日光に当たるところにはできるだけ貼らないこと、もし貼ったら使用中および使用後1カ月間はサポーターなどで厳重に日光をさえぎる必要があります。また、この薬は市販薬としても売られていますし、湿布だけでなくローションやクリームもありますのでご注意ください。

(2011年放送)