泌尿器科/包茎―手術しなくても治る?―

包茎―手術しなくても治る?―

 包茎とは、おちんちんが包皮と呼ばれる皮で包まれている状態です。生まれたときは、真性包茎といわれる、むくことのできない強い包茎の状態がほとんどです。包皮がかたく伸びにくいため、簡単にむく事はできません。それでも成長するにつれて、包皮が柔らかくなり、むくことできるようになります。勃起したときだけむける仮性包茎の状態であれば問題ありません。
 手術を必要とする包茎は限られています。宗教的な意味合いでの手術は例外です。包皮炎という包皮の炎症を繰り返す場合とおしっこするのが強く妨げられる場合の2つを手術適応としています。
 手術以外の治療としては、皮の伸びをよくする治療になります。硬い包皮を柔らかくするためには、包皮を伸ばすストレッチとステロイド軟膏を塗ります。多くは1カ月程度で、包皮の伸びが改善し、簡単にむけたり、おしっこの出口がみえるようになり、手術は回避できます。1カ月以降で軟膏は中止しても、包皮ストレッチは継続する事も大切です。せっかくむけるようになった包皮も元に戻ってしまうこともあるからです。
 逆に無理にむかれると、その場では尿道口がみえても、硬い包皮が裂けてしまう事もあります。痛みが強く、嫌がって全く触らせない状況だと、軟膏もストレッチも継続できず癒着してしまい、結果的に手術を必要とする事にもなりますので注意が必要です。泌尿器科への受診もお勧めします。

(2011年放送)