自宅でできるリハビリ
健康寿命世界一の日本では、長寿者が多いために介護を必要とする要介護者が多い状況となっています。要介護となる主な原因の骨折、転倒を予防するためには運動が効果的です。長寿社会において自立して健康で長生きできるために、自分自身で運動し、介護予防に努めましょう。
ここでは簡単な運動を紹介します。まず1つ目は、片脚立ちです。一方の足を上げて立ちます。足を浮かせた状態で左右1分間ずつ立ちます。これを1日3セットしてください。倒れそうになったら机、手すりなどの支えにすぐにつかまれるようにしてください。不安定な場合は、両手、片手、指で机などを支えにしても構いません。
2つ目はスクワットという姿勢を取ることです。椅子に腰かけるように腰を下ろします。このとき腰を後ろに引くようにしながら膝を曲げます。膝がつま先よりも前に出ないように気を付けます。体は少し前に倒すようにしてバランスを取ります。これが難しい方は、椅子と机を用意して、机に手や指をついて行ったり、椅子に腰かけた状態から立ったり座ったりしてください。1回の動作を10秒かけてゆっくりと5回ほど行います。1日3セットを目標にしてください。
これらの運動をするときに痛みがある場合や転倒しやすい方は無理をせず、一度お近くの整形外科でご相談してみてください。あなたに合ったリハビリをアドバイスしてくれると思います。
(2011年放送)