小児科/入園、入学前の注意点

入園、入学前の注意点

 この春に新入園、入学をお迎えになるお子様をお持ちの保護者の方々は、喜びと希望、そして少々の不安をお持ちのことでしょう。
 ここでは、入園、入学前の注意点を小児科医の立場でお話ししたいと思います。
 まず予防できる病気に関しては、できるだけ前もって対策を取っておいてあげましょう。
 集団生活に入ると子どもはすぐにいろいろなウイルスや細菌に感染してきます。乳幼児に敗血症や髄膜炎などの重症の病気を起こすインフルエンザ桿菌b型や肺炎球菌は、入園後わずか1、2カ月後にはほぼ100%の乳幼児から検出されるようになります。これらの菌による病気の重症化を予防できるワクチンは、生後2カ月から接種できますので、入園まえの早い時期に接種されることをお勧めします。そのほかに接種し忘れのワクチンがないか、入園、入学前にかかりつけの小児科で母子手帳を確認してもらいましょう。
 また、食べ物に対するアレルギーをお持ちのお子様は、給食に関してある程度の配慮をしていただけます。ただし、医学的な医師の判断が必要となりますので、詳しくは主治医に相談されてください。
 最後に、今、生活習慣の乱れによってからだと心に様々な影響をおよぼしているこどもたちが増えています。入園、入学後に健康で元気な生活を送るため、「早寝、早起き、朝ごはん」、それに加えて「朝の排便」などの良い生活習慣を、できるだけ早い時期から身につけていくようにすることが大事だと思います。

(2011年放送)