知覚過敏症-歯がしみる-
冷たいものを食べたとき、一瞬、歯がしみる場合、これはむし歯ではなく知覚過敏症を起こしているかもしれません。知覚過敏症とは、何らかの原因で、本来歯ぐきや、エナメル質、セメント質で覆われているはずの歯の象牙質が露出して、その象牙質の表面の細い管から冷たい刺激が歯の神経に伝わり、痛みを感じます。今までは、歯周病や、歯周病治療の際の歯石を取り除いた後に起こったり、歯の磨きすぎ、力の入れすぎ、寝ているときの歯ぎしりやくいしばりが、主な原因と考えられていました。
最近では、それだけでなく、酸蝕症から知覚過敏をおこすこともわかってきました。酸蝕症とは、食品の中に含まれる酸で歯の表面が溶ける現象で、酢の物やかんきつ類を良く食べる人におこりやすいといわれています。
いずれにしても、症状が軽いうちは、知覚過敏用の歯みがき剤の使用や塗り薬などの簡単な処置、歯が磨り減るのを減らすマウスピースを作ったり、酢の物やかんきつ類などを食べる回数を減らすことで治ることも多いようです。
原因を治さなければ再発をくりかえし、さらに症状が強くなれば、むし歯でもないのに神経を取り除かねばならない場合もあります。また知覚過敏であるか、むし歯など他の病気であるかの判断は、詳しい検査が必要な場合も多いので、かかりつけの歯科医院で相談および診察を受けられることをお勧めします。
(2010年放送)
最近では、それだけでなく、酸蝕症から知覚過敏をおこすこともわかってきました。酸蝕症とは、食品の中に含まれる酸で歯の表面が溶ける現象で、酢の物やかんきつ類を良く食べる人におこりやすいといわれています。
いずれにしても、症状が軽いうちは、知覚過敏用の歯みがき剤の使用や塗り薬などの簡単な処置、歯が磨り減るのを減らすマウスピースを作ったり、酢の物やかんきつ類などを食べる回数を減らすことで治ることも多いようです。
原因を治さなければ再発をくりかえし、さらに症状が強くなれば、むし歯でもないのに神経を取り除かねばならない場合もあります。また知覚過敏であるか、むし歯など他の病気であるかの判断は、詳しい検査が必要な場合も多いので、かかりつけの歯科医院で相談および診察を受けられることをお勧めします。
(2010年放送)