あせも
あせもは、夏場の高温多湿の環境で多い皮膚病です。
汗は、皮膚の深い所で作られ、汗を出す細い管を通って体の表面に出ます。その管が詰まるとあせもが出来ます。
皮膚の表面近く、ごく浅い所で詰まる場合のあせもは、汗が貯まっているのが透けてみえ、小さな水ぶくれが密集します。このあせもは、特別な治療もなく自然に治ります。
より深い所で詰まった場合は、小さな紅いぷつぷつが多発します。こちらが普通にみられるあせもです。痒みを伴い、かいたりすることで湿疹になったりしますので、症状に合わせた治療が必要になって来ます。
あせもは、特に、頚、股など皮膚のくびれのある所に出来ますが、予防としては、汗の量を減らし、皮膚表面を清潔に保つことです。そのためには、涼しく風通しの良い環境を作ることです。エアコンの利用も有効です。
皮膚の表面の汗は、汚れと共に汗の出る孔(あな)をふさぐことにもなりますので、早めに取り除くことです。ぬるめの湯での入浴、シャワーで汗を流し、皮膚を冷やし、やさしく洗いましょう。乳幼児では水遊びさせるのもよいでしょう。また、吸湿性のよい下着などを着せましょう。裸の方があせもは出来やすいものです。外出している時は、清潔な湿らせたタオルなどで優しく汗を拭き取ってください。なお、赤ちゃんの頚、股では、あせもの他にカンジダ症という別の皮膚病が出来ることがあります。治りの悪い場合は皮膚科の専門医にみてもらうことをお勧めします。
(2010年放送)
汗は、皮膚の深い所で作られ、汗を出す細い管を通って体の表面に出ます。その管が詰まるとあせもが出来ます。
皮膚の表面近く、ごく浅い所で詰まる場合のあせもは、汗が貯まっているのが透けてみえ、小さな水ぶくれが密集します。このあせもは、特別な治療もなく自然に治ります。
より深い所で詰まった場合は、小さな紅いぷつぷつが多発します。こちらが普通にみられるあせもです。痒みを伴い、かいたりすることで湿疹になったりしますので、症状に合わせた治療が必要になって来ます。
あせもは、特に、頚、股など皮膚のくびれのある所に出来ますが、予防としては、汗の量を減らし、皮膚表面を清潔に保つことです。そのためには、涼しく風通しの良い環境を作ることです。エアコンの利用も有効です。
皮膚の表面の汗は、汚れと共に汗の出る孔(あな)をふさぐことにもなりますので、早めに取り除くことです。ぬるめの湯での入浴、シャワーで汗を流し、皮膚を冷やし、やさしく洗いましょう。乳幼児では水遊びさせるのもよいでしょう。また、吸湿性のよい下着などを着せましょう。裸の方があせもは出来やすいものです。外出している時は、清潔な湿らせたタオルなどで優しく汗を拭き取ってください。なお、赤ちゃんの頚、股では、あせもの他にカンジダ症という別の皮膚病が出来ることがあります。治りの悪い場合は皮膚科の専門医にみてもらうことをお勧めします。
(2010年放送)