低温やけど
やけどとは、温度が高いものに触れて皮膚が傷つくことですが、やけどの程度は、触れたものの温度と触れていた時間によって決まります。たとえば、70℃のお湯では1秒触れればやけどをします。これに対して、44℃では6時間くらい触れていればやけどをするといわれています。あんかやカイロなどを使用中に眠り込んでしまい、気がついたらただれや水ぶくれができていたという患者さんが、ひと冬に何人かおられます。
このように、通常のやけどよりも温度が低い物に長時間触れることによって起こるやけどを低温やけどとよんでいます。低温という言葉がついていますので、あまりたいしたことがないように思われるかもしれませんが、皮膚のダメージが深いところまで及んでいることが多く、治療に数カ月もかかる場合があります。範囲が広ければ、植皮手術が必要なこともあり、けっして軽く見てはいけません。低温やけどにならないようにすることが大切です。
あんかなどを使用するときは、温度を低めにする、足などが触れないところに置くなどに注意してください。また、糖尿病などで皮膚の感覚が低下している方や、手足が不自由な方なども低温やけどになりやすいので、十分注意してください。もし低温やけどと思われる症状が見つかったら、すぐに専門の医療機関を受診し、治療を受けることが大切です。
(2010年放送)
このように、通常のやけどよりも温度が低い物に長時間触れることによって起こるやけどを低温やけどとよんでいます。低温という言葉がついていますので、あまりたいしたことがないように思われるかもしれませんが、皮膚のダメージが深いところまで及んでいることが多く、治療に数カ月もかかる場合があります。範囲が広ければ、植皮手術が必要なこともあり、けっして軽く見てはいけません。低温やけどにならないようにすることが大切です。
あんかなどを使用するときは、温度を低めにする、足などが触れないところに置くなどに注意してください。また、糖尿病などで皮膚の感覚が低下している方や、手足が不自由な方なども低温やけどになりやすいので、十分注意してください。もし低温やけどと思われる症状が見つかったら、すぐに専門の医療機関を受診し、治療を受けることが大切です。
(2010年放送)