耳鼻咽喉科/子どもの鼻水

子どもの鼻水

 子どもの鼻水の原因としては、かぜ、鼻炎、副鼻腔炎などが考えられます。透明な鼻水が少し出ている程度で、熱がなく、機嫌もよく、食欲もあるようなら、まずは軽いかぜ症状としてようすをみても問題ないでしょう。しかし黄色や緑色のねばっこい鼻水が出ているときは細菌性の鼻炎や副鼻腔炎の疑いがあります。
副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔という空洞の炎症です。副鼻腔炎になると痰が絡んだ咳や頭痛の原因にもなります.細菌性の鼻炎や副鼻腔炎は抗菌薬による治療が必要になります。また鼻の奥には、耳管という耳と通じている細いくだがあります。子どもでは、耳管が十分に発達していないため、鼻や副鼻腔のウイルスや細菌が耳管から耳に侵入し急性中耳炎になりやすくなります。急性中耳炎は耳の痛みや熱の原因となりますので治療が必要です。また透明な鼻水でもながびくときはアレルギー性鼻炎の可能性があります。アレルギー性鼻炎は抗ヒスタミン薬や鼻にスプレーする点鼻薬の治療が必要になります。またアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎により鼻の粘膜が腫れると、耳管の通りが悪くなり、中耳に粘液がたまり滲出性中耳炎になることがあります。滲出性中耳炎は痛みがないため気づかれないことも多いですが、難聴の原因になりますので治療が必要です。
このように、黄色や緑色のねばっこい鼻水、または透明な鼻水でもながびくときは専門医の診察を受けることをおすすめします。(2010年放送)