耳鼻咽喉科/難聴のなり始め

難聴のなり始め

 難聴は、コミュニケーション障害の1つです。難聴が生活の質を下げたり、活動を制限したり、介護ケアの必要性を高めるという報告も出てきています。一般に聴力検査で結果が「難聴」と出てくるのは50歳代からです。では、難聴になり始めるとどのような症状があるのでしょうか?
小さい声や発音が不明瞭な声は聞き取りにくくて困る。大きな声や周囲の騒音はかん高く響いて困る。電話をかけたり、電話をとることが面倒になる。人と会って話しをする事が面倒になり、孤独になりやすい。ラジオやテレビは音量を大きくする。家族と話をする事が面倒になり、家族も話しかけるのが面倒になり、孤立して、食卓での団らんに入り込めなくなる。この様な症状が出て来たら要注意です。
また、子どもの場合では、遠くから呼びかけても反応しない。テレビの近くでボリュームを上げて見る。発音がはっきりしない。うるさいところで先生や家族の言う事が判らない。などが危険なサインです。特に小さいお子さんは自分で訴える事が出来ないため、周囲がそれらのサインに早く気づく事が重要です。
高齢者も子どもも、このようなサインを周囲が見過ごさず、早めに病院にかかることが大事になります。難聴によるコミュニケーション障害が進むと会話ができなくなり、しゃべれなくなります。最近進歩が著しい補聴器・人工内耳など聴こえを補う医療もありますので、難聴のなりはじめには早めに耳鼻咽喉科を受診する事をお勧めします。(2010年放送)