耳鼻咽喉科/今年(2010年)の花粉症

今年(2010年)の花粉症

 花粉症は樹木や草花の花粉アレルギーです。特に毎年2月、3月のスギ花粉症は有名で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、涙目、眼の痒みなどの症状がでます。スギ花粉症の患者数は昭和50年代に急増し、その後も増え続け現在全人口の25%以上の人が悩まされています。
スギ花粉症の増加原因として花粉を飛ばすスギの木が増えたことや大気汚染などが指摘されています。花粉の飛散量は毎年違いますが、気象条件に関連があり前年夏の降水量が少なく日照時間が長いと花粉を作る雄花が増え飛散量が増加します。
花粉症は一度かかると自然に治ることは難しく、ほとんどの人は毎年予防、治療が必要になります。予防には、花粉が鼻や眼につかない様、外出時はメガネ、マスクの着用が必要でさらに各地域の花粉情報を活用することも重要です。治療法には薬物療法、免疫療法、手術などがありますが、花粉飛散の時期は薬物療法が一般的で抗ヒスタミン薬は使用頻度が高く、眠気などの副作用も以前より少なくなっています。薬には他にも多くの内服薬やスプレーなどがあります。
最近では花粉が飛び始める前から内服治療を開始する治療が有効とされ、勧められています。花粉症の患者さんは花粉情報に注意し、早い時期からの準備をお勧めします。(2010年放送)