整形外科/首や肩のこり

首や肩のこり

 肩こりとは、主に首から肩にかけておこる筋肉性のこわばりや炎症です。腰痛と同じく、その発生メカニズムはいまでもよくわかっていません。
代表的な原因として、首の後ろ側にある僧帽筋という筋肉を中心とした筋肉の血行障害や疲労物質がたまることなどがあげられます。僧帽筋は重い頭を支え、2本の腕をつりあげ、仰向けに寝たとき以外はつねに緊張状態にあります。それゆえ長時間同じ姿勢をとっていたり睡眠不足などが続くと、肩こりを悪化させてしまうことになります。その他にも、眼精疲労、高血圧、精神疾患、入れ歯などの噛み合わせの不具合なども肩こりを引き起こすことがあります。多くの場合、鎮痛剤の飲み薬や湿布、良く眠ること、入浴、マッサージ、温熱治療、首や肩の軽い運動などで改善していきます。
ただし、手に力が入らない、細かい作業ができないなどの運動麻痺をおこしているもの、強いしびれをともなうもの、夜も眠れないほどの激痛のあるものなどは要注意です。それは単なる肩こりではなく、頚髄という脊髄神経の本幹や、頚髄から枝分かれした神経根という組織に障害があることが考えられます。X線で首の骨の変形や並び方に問題がないかなどのチェックや、場合によってはMRI、CTなどの精密検査が必要です。
肩こりも他の病気と同じように、早期診断、早期治療がいちばん大切です。まずは、お近くの整形外科医にご相談ください。
(2010年放送)