睡眠障害のいろいろ
睡眠障害=不眠症ではありません。不眠症以外にも、昼間の強い眠気に悩まされる過眠症(かみんしよう)、睡眠中に異常な行動がおこる睡眠時随伴症、不適切な時間帯でしか眠れないリズム障害などがあります。
不眠症の中では、最初は心配事があって眠れなくなり、原因が消えても持続する神経症性不眠と呼ばれる不眠のタイプがもっとも多くみられます。不眠症の原因はさまざまですが、うつ病が原因で眠れなくなったという方が大変増えています。また、夜になると足がむずむずし始め、足を動かさないと良くならない、そのために眠れない「むずむず足症候群」はとても辛いものです。寝酒を続けることが原因で不眠を生じることもあります。
昼間の強い眠気に悩まされる代表的な病気としては、睡眠中に繰り返し呼吸が止まる睡眠時無呼吸症や、試験中やデート中にも耐え難い眠気に襲われるナルコレプシーがあります。前者は中高年の男性に多く、後者は10歳代に始まることがほとんどです。最近、夜間の睡眠が足りていないために昼間の眠気を訴える睡眠不足症候群が増えています。
他にも、喧嘩や争う夢が行動に現れ、隣に寝ている人に殴りかかるなどの危険な行動が生じるレム睡眠行動障害や、寝つきと目覚めが極端に遅くなって元に戻せなくなった睡眠相後退症候群というリズム障害も少なくありません。
不眠が改善しない場合や、過眠症、睡眠時異常行動、リズム障害は睡眠医療専門施設を受診してください。
(2010年放送)
不眠症の中では、最初は心配事があって眠れなくなり、原因が消えても持続する神経症性不眠と呼ばれる不眠のタイプがもっとも多くみられます。不眠症の原因はさまざまですが、うつ病が原因で眠れなくなったという方が大変増えています。また、夜になると足がむずむずし始め、足を動かさないと良くならない、そのために眠れない「むずむず足症候群」はとても辛いものです。寝酒を続けることが原因で不眠を生じることもあります。
昼間の強い眠気に悩まされる代表的な病気としては、睡眠中に繰り返し呼吸が止まる睡眠時無呼吸症や、試験中やデート中にも耐え難い眠気に襲われるナルコレプシーがあります。前者は中高年の男性に多く、後者は10歳代に始まることがほとんどです。最近、夜間の睡眠が足りていないために昼間の眠気を訴える睡眠不足症候群が増えています。
他にも、喧嘩や争う夢が行動に現れ、隣に寝ている人に殴りかかるなどの危険な行動が生じるレム睡眠行動障害や、寝つきと目覚めが極端に遅くなって元に戻せなくなった睡眠相後退症候群というリズム障害も少なくありません。
不眠が改善しない場合や、過眠症、睡眠時異常行動、リズム障害は睡眠医療専門施設を受診してください。
(2010年放送)