脂肪肝
肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態を脂肪肝と言います。自覚症状が少なく、健康診断の超音波検査などで発見されますが、健康診断を受けた方の約3割に脂肪肝があります。
脂肪肝の原因は脂肪や糖質のとり過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、肥満、運動不足、糖尿病などです。最近「メタボリック・シンドローム」「内臓脂肪症候群」という言葉をよく聞きます。「メタボリック・シンドローム」は内臓に脂肪がたまった結果、高血圧、糖尿病、高脂血症等の生活習慣病がいくつも重なるようになった危険な状態です。脂肪肝も内臓脂肪症ですから、脂肪肝の方は高血圧や糖尿病、高脂血症を合併し、動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞になる危険性が高く注意が必要です。
アルコールをたくさん飲むと脂肪肝や慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんになる危険性はよく知られています。しかし、アルコールを飲まなくても、知らないうちに脂肪肝から脂肪肝炎、さらに肝硬変や肝臓がんに進む例がある事が報告されました。「非アルコール性脂肪性肝炎」といわれ、高度な肥満のある脂肪肝の方は特に注意が必要です。
脂肪肝の主な治療は、食事および運動療法です。バランスの取れた適量の食事、ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分程度続けることが効果的です。サプリメントのみに頼ったり、科学的根拠を欠いた自己流のダイエットは逆に肝臓や全身に負担をかける事もあります。かかりつけの医師に相談し、正しい食事および運動療法を続けましょう。
(2010年放送)
脂肪肝の原因は脂肪や糖質のとり過ぎ、アルコールの飲み過ぎ、肥満、運動不足、糖尿病などです。最近「メタボリック・シンドローム」「内臓脂肪症候群」という言葉をよく聞きます。「メタボリック・シンドローム」は内臓に脂肪がたまった結果、高血圧、糖尿病、高脂血症等の生活習慣病がいくつも重なるようになった危険な状態です。脂肪肝も内臓脂肪症ですから、脂肪肝の方は高血圧や糖尿病、高脂血症を合併し、動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞になる危険性が高く注意が必要です。
アルコールをたくさん飲むと脂肪肝や慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんになる危険性はよく知られています。しかし、アルコールを飲まなくても、知らないうちに脂肪肝から脂肪肝炎、さらに肝硬変や肝臓がんに進む例がある事が報告されました。「非アルコール性脂肪性肝炎」といわれ、高度な肥満のある脂肪肝の方は特に注意が必要です。
脂肪肝の主な治療は、食事および運動療法です。バランスの取れた適量の食事、ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分程度続けることが効果的です。サプリメントのみに頼ったり、科学的根拠を欠いた自己流のダイエットは逆に肝臓や全身に負担をかける事もあります。かかりつけの医師に相談し、正しい食事および運動療法を続けましょう。
(2010年放送)