医科歯科合同学術研究会 「口呼吸」

いつ:
2020年2月6日 @ 19:30 – 21:00
2020-02-06T19:30:00+09:00
2020-02-06T21:00:00+09:00

医科歯科合同学術研究会 「口呼吸」

と き 2月6日(木)19:30~21:00
ところ  フコク生命ビル8F会議室(長崎市恵美須町/長崎中央郵便局近く)
対 象 会員・スタッフ

テーマ 口呼吸を考える
講 師 有田信一先生(長崎市・ありた小児矯正歯科院長)
(講演要旨)
従来より、口腔機能の診査を行なってきましたが、最近は、口呼吸(鼻呼吸障害を含む)を有する小児も増加していると感じています。
同時に、いびきや無呼吸を訴える小児も増加傾向にあります。
今回は、歯科からの現状報告として、下記の項目をお伝えしたいと思います。
1.小児歯科を訪れる子どもたちの現状について
2.小児口腔機能発達不全症と口呼吸
3.口呼吸の歯列咬合への影響
4.当院の対応例
5.歯科と耳鼻咽喉科との連携の必要性

テーマ “はなづまり”と“ 口呼吸”について~耳鼻咽喉科医専門医からみた口呼吸~
講 師 渡邊 毅先生(長崎大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科講師)
(講演要旨)
口呼吸は“はなづまり”という病態から生じることが多いものと思われる。われわれ耳鼻咽喉科医はこの患者の訴えを聞くと、口腔咽頭内および鼻腔内を内視鏡で診察することでその原因を探る。しかしこの口呼吸は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻腔・副鼻腔に問題がある場合や鼻腔後方(上咽頭)の閉塞をきたす上咽頭のアデノイド増殖症(肥大)による咽頭に問題がある場合も原因に挙げられるが、医原性に生じる血管収縮薬乱用による”薬剤性鼻炎”や歯科口腔外科でおこなわれる“上顎骨切り術後の鼻腔変形”なども原因となりうる。
本発表がこの“口呼吸”を歯科医と耳鼻咽喉科医で共有できる場となり、診療科の枠を超えた連携の糸口になることを期待したい。